近づきすぎず、離れすぎず

子どもでも大人とでも長くかかわると情がわく。
子どもは自分の助けをしてくれると感じるとどんどん近づいてくる。
(大人も同じかもしれないが)
そうすると、それについ乗ってしまい、入り込みがちになる。
大人との関係は、同じ目的を持った人との仕事がそうかなあ?
一緒に作り上げ、目的に近づくと、嬉しくて充実感もあり、相手との距離がグッと近くなる。

子どもも大人もうまく回っているときはその関係性がとても心地よく感じる。
でも、人は他からの刺激もたくさん受ける。
すると、それまでいいと思ったことが、そうでもなかったり。
相手の気持ちの変化にイライラすることもあるかもしれない。
仕事上のかかわりだったはずが、友達感覚になりビジネスの発展がなかったり。
と、近すぎることのマイナス面が見えてしまうかもしれない。

近づきすぎず、離れすぎず。
それは、相手を大事に思うからこそと自分に言い聞かせると、いい関係が保てるのかもしれない。

4月、新たな出会いが多い月。
ちょっとだけ、そんなことを頭に入れておくといいかもしれない。
  


2023年03月22日 Posted by 寺子屋Wings at 18:00Comments(0)独り言

育てるのは誰?

今年は我が家にも学校を卒業する子がいるので、いつもの3月より緊張感がある。
何しろ4月からは社会人なので。

卒業式も終わり4月からの自分を少しイメージしたらしい。
そしたら、学校に通う時間より働く時間がとても長いことに気づいたようだ。
「今頃そんなことに気づいたか~」
だから、自分のやりたいと思う仕事ができるようにすること、人に振り回されない力をつけることが大切だって言ったよね。と、突っ込みたいことがどんどん出てくる。
声にするとよくないので、心で突っ込んでおいたが…
これから目の前に起こることに対応していくしかない。

新聞で香取慎吾さんの記事が目に留まった。
俳優の高倉健さんに言われたこととして「やりたい仕事じゃなかったとしても、積み重ねていけば、いつかやりたい仕事に出会える」と。
香取さん本人も35年たって、やっと自分のやりたいことができるようになったと書いている。
そして、
成功体験から何かを学んだことはない。
成功は通り過ぎていくものだが、失敗は打ちひしがれて立ち止まって、もがいて進もうとするから何かが変わっていく。
成功したからこそ失敗することもある。過去の栄光にしがみつかず、無理難題に囲まれて生きてきたら、気づいたら乗り越えられていたように思うという。

どうやら「自分を育てるのは自分」のようだ。
そして、それは年齢も関係なさそうだ。
一緒にがんばろ!
スタートはこれから…  


2023年03月15日 Posted by 寺子屋Wings at 14:20Comments(0)独り言

子どもの突っ込み

「子どもって鋭いよ」
以前、一緒に仕事をしていた人が言った言葉だ。
子どもの観察力はすごくて、大人の弱いところを鋭く突いてくるということだ。
大人は空気を読み、言葉や行動を選ぶ。
でも、子どもは違うということ。
今の仕事をするうえで、このことをいつも頭に置いている。
が、ちょっと気を抜くと、鋭い突っ込みが。
「またやられた」ということが度々。

「子どもの鋭さ」
自分でも前から分かっていたけど、言葉にされると意識が強くなる。
そして、何度も失敗している自分に気づく。

「子どものことを子どもにきく」(著:杉山亮 ちくま文庫)を読んだ。
言葉や文字を獲得していない乳幼児は、見たものを「あー」「うー」で表現し、少しずつ言葉を獲得する。
次々に現れる初めてのもの、初めての感覚をどう表現したらいいのか、子どもの言葉を獲得するまでの道のりは冒険に満ちていると著者はいう。

「今、子どもがどんな気持ちでいるのか、何を考えているのか」
ちょっと覗き見するには、子どもにインタービューをするといいらしい。
ある時点で、大人と同じ考え方をするようになったと感じることもできるらしい。
一体それは、何歳頃だろう??
近くに乳幼児がいたら実験してみたい気がする。

インタービューをするときの注意事項が何点かあった。
「面白かった?」「つまらなかった?」という聞き方をしない。
「どうだった?」と聞く。
同じ人間同士であることを意識する(子ども扱いしない)

これは、普段の関わりでも使えそうだ。
子どもの鋭い突っ込み対策になるかもしれない。  


2023年03月06日 Posted by 寺子屋Wings at 11:32Comments(0)独り言