運動脳

寺子屋Wings

2023年01月25日 11:35

寒い!太陽も出てないし、暖房機の前でボ~っとしてしまう。

原始時代から人は生きるために体を動かしていた。
生きるためとは狩猟により食べ物を調達したり、自分が獲物にならないように逃げること。
生活習慣が変わり座ったままでも食べ物を入手できるようになったが、生物学的には、今も狩猟採集民族なのだそうだ。

「運動脳」 アンデシュ・ハンセン著 (スマホ脳著者)より

運動は足腰を丈夫に保つためというイメージがあるが、脳を活性化できるという。
どんないいことがあるか
1記憶力
 座っていることが多い現代人は、動かないことが原因で記憶中枢である海馬が小さくなり記憶力が低下する。
有酸素運動により海馬を発達させることができる。
暗記をしたいときは、部屋の中を歩きながら行うとよい。

2集中力
 脳の前頭前野が集中力に関係しているところ。
幼いころからのデジタルツール使用や動画の倍速視聴(タイムパフォーマンス依存)がここの発達を妨げ、やる気が起きない、集中できない脳を作っている。
また、表情や間を感じ取りにくくし、対人コミュニケーション不足にもつながっている。
5分の運動で集中力がUP!!

3ストレス・うつ
 ストレスを抑えるところが前頭葉。運動でここを発達させることができる。
運動を習慣化させることで、心拍数や血圧を上げるクセをつけておくと、脳はそれが普通だと感じ、緊張やストレスに過度な反応をしなくなる。


入試、真っ最中という人もいると思う。
暗記したければ、部屋の中を歩き回りながら。
緊張を和らげたければ、有酸素運動で心拍を上げて脳に覚えこませておくといいかもしれない。

ボ~っとしてばかりではいけないと思い、運動脳の本を読み運動したつもりになってみた。
それにしても今日は寒い日だ。窓ガラスが凍ったままだ。

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